最近流行のFIRE(Financial Independence, Retire Early)とは「経済的に独立して、早期リタイアする」ですよね。
私は10年前に不動産投資を始める際、家賃収入がサラリーマン収入の2倍になったら、サラリーマンを卒業すると決めました。そして3年前にその目標を達成したので予定どおり退職して、今は専業大家です。
大家としての仕事はサラリーマン時代に比べるとはるかに軽いのですが、完全に隠居生活を送っているわけではないからセミリタイア状態です。
FIREの定義に合致しているかと言うと、大家業をやめたとたんに収入が途絶えるので「経済的独立」とは言い難いです。また50代になってからのセミリタイアなので「早期リタイア」と言うには少々出遅れました💦
FIREというと30~40代で億超えの金融資産を持ち、そこからの取り崩しや配当で生活費をまかなうというイメージなので、私の場合はFIREではなく「小文字のfire=なんちゃってFIRE」ですね😋
ま、言葉遊びははこれくらいにして、、、
FIREに4%ルールがあるというのをご存じでしょうか?
米国のトリニティ大学において1998年に公開された金融理論(Trinity Study)が元になっていて、投資元本の4%を毎年取り崩して生活費に充てていくなら、投資元本を減らすことなく維持できるそうです。
例えば、1億円の金融資産があって、それをS&P500インデックスに投資したとすると、毎年4%=400万円を取り崩しても元本の1億円は減らないそうです。S&P500インデックスは毎年7%のペースで増えていくので、物価上昇を加味しても4%の取り崩しなら安全圏ということですね。
この4%ルールについては、分かりやすく解説してくれている動画や書籍が無数にあるので、詳しくはそちらを参照してください。
(*私のブログでは、他の人が分かりやすく説明している内容は繰り返さないようにしています)
ところで私は今、4%ルールにもとづく投資をするかしないかで、とても迷っています。
古いアパートを売却して手にした売却益や、昨年危険を冒して行った金(ゴールド)の先物取引からの利益、もともとあった現預金を合わせると、ちょうど1億円程度が普通預金口座にあります。
一方、アパートを売却してしまったので、月々の賃料収入は200万円から130万円に減ってしまいました。
元の計画では、この1億円で新しい賃貸用不動産を購入して、毎月の賃料収入を元の200万円に戻そうと考えていました。
ところが、本当に200万円に戻す必要があるのかなーと最近思うようになりました。
月に130万円の賃料収入があれば、仮にいろいろ不幸が重なって100万円になってしまったとしても、生活に支障はなさそうです。
であれば、手元の1億円を賃貸不動産の購入につぎ込んで、月200万円の家賃収入に戻そうとしなくても良いのでは・・・と思うわけです。
不動産投資は自然災害、火災、孤独死などのリスクを伴うし、ローンを抱え込まなくてはなりません。家賃の滞納やクレーマーとも戦わなければなりません。決して不労所得ではないのです。
であれば、賃料収入は現状の月130万円にとどめておいて、現金1億円はS&P500インデックスに投資してしまい、4%ルールで運用した方が、ストレスも少なくて良いのではないかと思うようになったわけです。
1億円を4%ルールで運用すると、年400万円を取り崩すことになります。税金を20%納めるとすると、手残りは320万円。月に換算すると27万円弱です。
不動産投資よりリスクが少ない分、手残りも少ないのですが、現状の月130万円で普通に生活できているので、プラス27万円で合計157万円になれば、無理して200万円に戻さなくても十分という気がします。
仮に4%ルールで行くという決断をしたとしたら、現金1億円をS&P500インデックスに投資しなければならないのですが、ここで新たな悩みに直面します 💦
● いつS&P500インデックスに投資すればいいのか・・・
● 最高値を更新している今なのか、下落を待つのか・・・
● 待っていて下落はくるのか、その時に勇気をもって買い向かえるのか・・・
私が買えば下がる、私が売れば上がる😅を毎度繰り返しているので、本当に困ったもんです。
ストレスなく現金1億円をS&P500インデックスに移行するためには、やはり積立+マイナス5%ルールでしょうか。どなたか良いアイデアはありませんか?
参照情報
FIREに関する書籍はいろいろありますが、これが分かりやすくて良かったです。
両学長の動画は秀逸ですね。FIREと名の付くものはすべて視聴することを強くお勧めします。
私は両学長の志を心から尊敬しています。

コメント