税制の優遇措置が受けられるNISAとiDeCoは、資産形成をするうえで必須だと思っています。
日本国が「税金を免除しますよ~!」と言ってくれているのですから、それに乗っからない手はありません。やるかやらないかで、数百万円の差がつくことでしょう。
難解で手続きは面倒、時間もかかるけど、必ず加入すべきだよと子どもたちに話しています。
非課税の威力を知る
株式投資は分離課税なので、売却益に対して20%が課税されます。
一例として以下のケースを見てみましょう。
前提
・月33,333円=年40万円を、20年間積み立てる
・利回りは年7%とする
非課税でない場合
・投資元本は 40万円 × 20年 = 800万円
・20年後の最終積立金額は 1,736万円
・うち運用収益は 936万円
・納める税金は 187万円
・手残りは 1,736 – 187 = 1,549万円
非課税の場合
・投資元本は 40万円 × 20年 = 800万円
・20年後の最終積立金額は 1,736万円
・うち運用収益は 936万円
・納める税金はゼロ
・手残りは 1,736万円
毎月33,333円をコツコツと積み立てると、20年後に1,736万円になるのに、そこから税金を187万円も納めるのってどう思う?
大富豪や資産家なら気にもならないだろうけど、一般庶民にとって187万円はデカイよね。
NISAもiDeCoも、最初の手間さえ惜しまなければ、確実にその恩恵を受けることができるので、労を惜しまないことだね。学んだ人だけが勝つ世の中なのです🙂

つみたてNISAを最大限活用しよう
くどいけどNISAは必須だよ!
理由は少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度だから。
若い君たちにドンピシャです。
投資額が少ないうちは、税金20%のインパクトもそれほど大きいとは感じないでしょう。でも仮に売却益が1,000万円あったとしたら、そのうち200万円を納税しなければなりません。200万円あったら家族で5回くらいハワイでバカンスできるよね。
今の君たちは給与所得だけなので、税金の恐ろしさはピンと来ないかもしれません。ですが、所得が増えるにつれて、その恐ろしさを身をもって味わうことになります。
税金大国の日本において、非課税期間が20年間もあるなんて破格の待遇です。NISAの手続きはとても面倒だけど、この恩恵を受けない手はありません。問答無用で必ず実行してね!
NISAが2種類あるのは聞いたことがあるでしょう。いわゆる通常NISAとつみたてNISA。
ノーストレスでの投資を望む君たちが選ぶべきは、つみたてNISAです。
積立の対象は過去に話したとおりS&P500インデックスが良いでしょう。
つみたてNISAの限度額は年間40万円なので、月あたりの投資額は33,333円となります。
仮に毎月5万円の積立が可能なら、そのうち33,333円をつみたてNISAにして、残りを通常口座で積み立てましょう。銘柄は同じでも良いし、あえて別の銘柄にしても構いません。選ぶなら以前話した4つのインデックスから選ぶといいよ。
iDeCoも限度額いっぱいでOKだけど、銘柄選びで苦慮するかも?
iDeCoは複雑怪奇な制度です。でも非課税のメリットはとても大きいので、基本的に限度額いっぱいまでやりましょう。ただし勤めている会社によって、いろいろな制約があるので、会社によく確認してください。
iDeCoは選べる銘柄が限られています。古臭い投資信託も目立ちます。信託報酬も高めだし、隠れコストも大きい。
ですが、S&P500インデックスが選択肢にあるので、それだけがせめてもの救い。
選択の余地がないから迷うこともないよね😊

収入が増えれば増えるほど、税金の重さを実感するようになります。
サラリーマンは給与から天引きされるので、あまり実感がないと思うけど、最低でも自分の給与明細や源泉徴収票、住民税確定通知書に記載されている内容はちゃんと理解しておきましょう。
不動産投資を始めると、ホント税金との戦いだよ😩😩😩
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