【我が子に伝えてきたこと⑬】iDeCoの受け取りは一時金で

20代の我が子にとって、iDeCoの受け取りは数十年先のことです。
その時までに制度や税制が変わる可能性は大きいですが、受け取り方に関する私の考えを、子どもたちに話しました。その結論は「一時金で受け取る」です。

iDeCoの受け取り方は3種類

iDeCoの受取り方には、以下のの3種類があります。
・年金
・一時金
・年金と一時金の組み合わせ

iDeCoは掛金が全額所得控除の対象になるほか、運用益も全額非課税となります。一方、給付時には税金がかかります。
給付を年金として分割して受取る場合は雑所得として扱われ、一時金として一括で受取る場合は退職所得です。

給与所得、不動産所得、雑所得、退職所得など、所得の種類は10種類あります。
それぞれの所得に対する税金のかかり方をしっかり学んでおくことも、マネーリテラシー向上の一部だと言えるでしょう。
分かりやすく解説してくれているホームページが無数にあるので、ググッてみると良いと思います🙂

iDeCoの受け取りは一時金で

年金の方が生涯に渡ってもらえるし、公的年金等控除も使えるので良いと思うかもしれないけど、あくまで年金なので、長生きしないとお得にはなりません。

少々乱暴な言い方だけど、受け取れる年金額は平均寿命を元に算出されているはずです。
約半数の人が平均年齢以下で亡くなってしまうからこそ、長生きしている人に年金を払い続けることができるのです。
ということは、平均年齢以下で死んでしまうと、自分が20~65歳まで毎月納めた掛け金相当分をもらうことができないのです。払い損です。


自分が平均年齢より長く生きる自信があるなら、それでも良いのですが、未来のことは誰にもわかりません。平均年齢より長く生きるか生きないか、50%の確率に掛けますか?

父は迷わず一時金で受け取って、そこから先は自分で運用します。
自分の掛け金が50%の確率で他人の懐に入るくらいなら、生きている間に自分の手元に戻して、逝ったあとは自分の家族に相続してもらう方が良いと考えます。

相続税がかかるかもしれませんが、相続税の最小化は工夫のしようがあります。
死ぬと同時に年金支給終了、ハイサヨウナラとなるより遥かにマシと考えています。

一時金で受け取る場合は退職所得控除が使えるけど、退職金+一時金が退職所得控除額を大幅に上回る場合は、税額もそれ相応の金額になってしまいます。
なので、退職金と一時金の受け取りの順番とタイミングをしっかり考えなければなりません。
君たちが当事者になるのは数十年先だけど、現行の制度をきちんと理解しておくことは大切です🙂

自分のマイクロ法人を持っていると、退職の時期を自分で決めることができます。なので、一時金の支給時期とぶつからないようにすることで、納める税金の最小化が可能です。
これはマイクロ法人を勧める理由の一つです😃

.

我が子に伝えてきたことシリーズ:過去の投稿

【我が子に伝えてきたこと②】持ち家、車、人生ゲーム
昨日からスタートした我が子に伝えてきたことシリーズ、原稿を書き始めたら出るわ出るわ。あらためて「いろいろとやらかして来たなー」と思います 😅😅😅2回目の今日は、以下の内容...
【我が子に伝えてきたこと③】給与の20%、両学長、FP3級、生活レベル
過去2回にわたって我が子に伝えてきたことを掲載してきました。3回目の今日は以下の内容です。今回も我が子に話すときの口調で書いています。給与の20%は最初から無かったものとして投資に回そう10...

コメント

タイトルとURLをコピーしました