訪問:2021年7月
小江戸佐原の「うなぎ割烹 山田」で天然うなぎに舌つづみ!
佐原(千葉県)と言えばうなぎのメッカ。
「うなぎ割烹 山田」は、良質の天然うなぎを庶民的な価格で提供してくれる老舗です。
子どもの頃からうなぎが大好きで、あちこちで食べたけど、ここの鰻はトップ3に入ります。
今回は「じか重 きも吸つき 上 3800円」をいただきました。
炭にこだわり、じっくりと焼き上げる天然うなぎは、風味も香ばしさも抜群!
甘めのタレがよく合います。特にお重からはみ出した尻尾の部分は、カリカリしていて美味です。
それでいて上鰻3800円というお値段はとってもお得。他の有名店だと5000円は当たり前の時代ですからね。
ちなみに「じか重」は、下の写真のようにご飯の上に鰻が乗っています。
一方「うな重」は、ごはんと鰻が別の重箱に入っています。
間違えやすいので「じか重」と「うな重」を混同しないように、気をつけてくださいね😀
それから、お昼どきと休日はとても混みます。
開店直後か、時間をずらして行かれることをお勧めします。

うなぎの記憶
うなぎの香ばしい匂いにふれると、いつも思い出すのは祖母のこと。遠く離れた四国に住んでいた祖母とは、数年に一度しか会うことがなかった。
明るく快活な祖母は、会えば必ずうな重を食べさせてくれた。
「きぶたん君はうなぎが大好きなんだよね(^^)」と言って、レストランをのぞいては、店員にうな重はあるかと聞いてまわった。
ラーメンを食べたいときもあった。ハンバーグだって大好きだ。でも私は「うん、うなぎ食べたい。行こっ!」と必ず答えた。その瞬間に目にする祖母の満面の笑みが大好きだったのだ。
子どもの頃はいつも祖母の手を握って見上げていた。中学生になると背丈がならんだ。それ以降は会うたびに祖母が小さくなっていくように感じた。でもその笑顔はまったく変わることがなかった。
祖母が亡くなって十年以上になる。そんな今でも、うなぎをいただくたびに祖母を思い出し、ひとり微笑んでいたりする。
「ばあちゃん、今日もとっても美味しかったよ。今度はどこに行こっか?」
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