渡航に必要な書類がすべてそろい、いよいよ飛行機に乗って移動するわけですが、2つの大きなリスクがあります。運悪く飛行機内でCovid-19陽性者と居合わせてしまうと、強制的に10日間のホテル隔離となってしまうのです。空港からホテルまでの送迎車も同様。考えただけでも背筋がゾォーっとするリスクです。
リスク1:飛行機内でCovid-19陽性者と居合わせてしまうと、10日間のホテル隔離
2021年11月1日から入国時の規制が大幅に緩和されましたが、以前からあった以下のルールは変更なしです。
飛行機を降りた後のPCR検査で陽性者が出た場合、その人が座っていた座席の近くにいた人は、自分自身が陰性であっても、10日間ホテルに隔離され、一歩も外に出ることができない。
「近く」というのがどの程度近くなのか、確かな情報が見当たらないのですが、どうやら「飛行機内の座席の前後左右2列以内」のようです。
隔離ホテル代が5万バーツ(17.5万円)くらいかかってしまいます。医療保険に加入していたとしても、通常は保険金は出ません。なぜなら自分自身が陽性でないからです。
自分にまったく非が無くても強制隔離となってしまうので、こんなのに当たってしまったら不運としか言いようがありません。現時点でタイへの短期旅行が難しいとされる理由の一つでもあります。
対策としてできることは、
機内に案内される直前に座席のアサイン状況を確認して、前後左右2列に誰も座っていない席に交換してもらう
ということです。実際に私が機内に入る直前に搭乗口近くのカウンターで確認してみると、私の前の列にお一人座っていることが確認できました。そこで「前後左右の2列に誰も座っていない席に変更していただけないでしょうか?」とお願いしたら、係の人が快く応じてくれました。
これは搭乗の直前に行うことが重要です。搭乗まぎわにならないと、最終的な座席の割り振りが定まらないからです。
ひと手間かかりますが、想定されるリスクは最小化する努力をしましょう!
リスク2:空港からホテルまでの送迎車内も飛行機と同様の扱い
上記は飛行機内に限ったことではなく、空港からホテルまでの送迎車内も同様です。現時点では、空港からホテルまでは公共交通機関を使用することができません。ホテルの予約に送迎車の手配も含まれている必要があります。自分ないし自分のグループだけが乗る専用車であれば問題ないのですが、10人程度が乗車できる乗合バンで空港に迎えに来るホテルもあるようです。
たまたま乗り合わせた人が陽性だった場合、アウトです。飛行機と同様に10日間の強制隔離となってしまいます。
これを避ける方法は、事前にホテルに依頼して、自分ないし自分のグループの専用車を手配してもらうしかありません。私が予約したホテルはチャットが使えたので、「私以外に誰かと一緒に乗車するのでしょうか?」と聞いたら、「いいえ、お一人様だけの乗車となります」という返事が来たので、安心していられました。
まとめ
すべての文書を整え、無事にタイに入国できたとしても、その後のPCR検査の結果、10日間の強制隔離という悲惨な運命に巻き込まれる可能性があります。
飛行機内の座席は、搭乗の直前に前後左右2列に誰も座っていない座席をアサインしてもらいましょう。
空港からホテルまでの送迎車は、自分ないし自分のグループしか乗車しない専用車を手配してもらいましょう。
ひと手間かかりますが、運が悪いと自分に非がないにもかかわらず、10日間強制隔離されてしまいます。さらに自腹で17.5万円を支払わなければなりません。特に短期旅行の場合は、せっかくの休暇がパーになってしまうので、ひと手間で済むのなら、やっておいた方が良いと思います。
次はいよいよタイ入国です!
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はたしてブッダは私に微笑んでくれるのでしょうか⁉️ ドキドキはつづく😀
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