【我が子に伝えてきたこと 36】我慢を強いられる早期FIREをすべきではない!

FIREというキーワードが流行りはじめたのは数年前のこと。文字どおりに「経済的自立と早期退職」ならば良いのですが、どうも早期退職ばかりに目が行ってしまっているようです。

金融資産5000万円で本当にFIREできるのか?

今の日本社会は長~いトンネルの中。若い人にとってはとても働きにくい状況が続いています。そしてそれは今後も続くことでしょう。低賃金を強いられ、先が見えない環境下で長く働き続けることは、不安でしかありません。

通勤電車に揺られる日々や、理不尽な上司の振る舞いに耐えられるのは、それを我慢した先に希望があってこそです。その希望が見いだせない状況なのですから、一刻も早く経済的自立を果たし、早期退職したいという気持ちはよーくわかります。

ですが、早期退職することばかりに目が行ってしまい、肝心の経済的自立が軽視されてはいないでしょうか?

例えば、これはどうでしょう。

田舎で自給自足のミニマムな生活をするので、金融資産は5000万円で十分???

自給自足のミニマム生活を否定するつもりは毛頭ありません。素晴らしいことだと思います。問題なのは「本当に5000万円の金融資産で十分なの?」ということです。

5000万円から得られるキャッシュフローは年間200万円

仮に5000万円を4%ルールに従って、運用したらどうなるでしょう?
毎年4%を取り崩して生活費に充てることになるので、年間200万円ですね。ということは月16.7万円

田舎に住み、自給自足で生きていくなら何とかなるかもしれません。
ですが、あくまでも「なんとかなる」です。

街に出かけてちょっと贅沢とか、温泉旅行とか、海外旅行なんかは到底無理でしょう。我慢を強いられる生活が待っていることは明白です。

また、ちょっと大きな病気にかかってしまったら、貯えが一気に減ります。
時間が経つにつれて、平凡な日々に飽きてしまい、都会に戻りたいと思うかもしれません。
年を重ねると体力的にきつくなることも増えるでしょう。
自分自身は大丈夫でも、配偶者や子どもたちの気持ちが変わることだって大いにあります。
仮に田舎で良い仕事を見つけたとしても、それが未来永劫続くとは限りません。

ちょっと考えただけでもリスク満載ですね。

我慢を強いられる早期退職はすべきでない

このように金銭的な余裕が不十分なままで早期退職することは、とても危険なのです。日々、我慢の連続となるでしょう。それは必ずや家族の不協和音を生みます。

なので、〇〇万円あればFIRE可能! などという記事には絶対に惑わされないでください。

自分と家族が望む生活を冷静に見極めて、様々なリスクを想定しながら、退職するまでに貯えるべき金融資産を算定する必要があります。

間違っても、早期退職後の生活に我慢を強いられるような選択をしてはなりません。退職前に少しでも想定されるなら、その生活は必ず破綻します。

1億円の金融資産は必要最低限

早期退職を実行する前に貯えるべき金融資産は人それぞれだと思います。が、やはり1億円はミニマムだと考えるべきでしょう。これだけあれば金融投資しか行っていないとしても、年間400万円程度の収入は見込めます。

金融投資に加えて、不動産投資など、毎月のキャッシュフローを生む副業があるなら、もう少しハードルを下げても良いかもしれません。

実際に私は金融資産8000万で早期退職しました。月200万円以上のキャッシュフローがあったからです。とは言っても、不動産投資は決して不労所得ではないので、正確にはリタイアじゃないのですが・・・💦 なんちゃってFIREですね😅

退職後のキャッシュフロー確保が大事

以前にも書きましたが、FIREするなら

1億円の金融資産+毎月の生活をまかなえるだけのキャッシュフロー

を確保してからにしましょう。毎月30万円の生活費が必要なら、30万円のキャッシュフローがあれば、金融資産が減ることはありません。取り崩す必要がないので、むしろ年々増えて行きます。元本1億円を年利7%で運用すれば、10年後には2億円になります。

もし月々の生活費を大きく上回るキャッシュフローがあるなら、金融資産のハードルは多少下げても良いかもしれません。

肝心なことは、

退職後のキャッシュフローをしっかり確保してからFIREしましょう!

ということです。

キャッシュフローがなければ、金融資産の増減を常に気にしながら生活しなければなりません。ましてや5000万円の金融資産では、我慢を強いられる生活が待っています。それは大きなストレスとなるはずです。せっかく退職して様々なしがらみから解き放たれたのに、ストレス満載の生活じゃ本末転倒ですよね😃

日々の生活に我慢を強いられるようなFIREは、絶対にすべきではありません!



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